日本肺癌学会
臨床研究統合データベースとはABOUT
臨床研究データを日本肺癌学会が中心となって集積して各項目を統合的に整備した、日本肺癌学会が管理する臨床研究統合データベースです。
同データセットを用いた研究/解析の機会を学会会員の皆様に広く提供*1し、これにより今後の肺がん研究ならびに治療の進歩・普及に貢献することを目的としています。
第一弾としては、局所進行期非小細胞肺がんに対する根治的化学放射線療法についての無作為化第II相及び第III相試験のデータセット(CRTデータセット)を作成しました。これらは最大1288例のデータベースであり、その詳細はY. Ozawa, et al. JTO Clin Res Rep, 2022に報告しています。これまでにCRTデータセットに関する研究公募を2回行い、6報の論文が掲載に至ると共に、複数の研究が現在も進行中です。
このたび第二弾として、肺がんに対する術後補助化学療法についての無作為化第II相・第III相試験のデータセット(ADJデータセット)を作成しました。こちらは全6試験のデータを統合し、最大2,358例での解析が可能です。(作成担当 静岡県立静岡がんセンター 呼吸器外科 勝又 信哉)
また、第三弾としては、ニボルマブの市販後調査のデータ解析(K. Ito, et al. Int J Lung CA, 2026)、及びアテゾリズマブに関する前向き観察研究であるJ-TAIL(S. Miura, et al. JTO Clin Res Rep, 2023)/J-TAIL2(H. Yoshioka, et al. Cancer Sci, 2026)のデータを元に、ICIデータセットを作成しました。こちらは、合計で最大3,090例のデータベースになります。(作成担当 済生会松阪市民病院 呼吸器内科 伊藤 健太郎)
今後2026年9月初旬を目途に、まずADJデータセットを用いた研究の公募を開始する予定です。また、その後秋頃にはICIデータセットについても公募を順次行う予定ですが、先駆けて、それぞれのデータ概要を公開致します。
研究公募の開始にあたっては、また改めてメール等で連絡いたします。
皆様からの、積極的な研究提案/JIDBのご活用をお待ちしています。
日本肺癌学会データベース委員会
小澤 雄一、釼持 広知、大泉 聡史
*1: JIDBデータの利用には、審査委員会による審査があります。詳しくは、“JIDBデータを利用するには?”をご確認ください。
第2回研究公募期間: 2024年7月1日~2024年9月9日(終了)
